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がちゃポンで目の模型

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材料

がちゃポンのケース(直径5cmのもの)、焦点距離5cmのレンズ、スプレー式ペンキ(白、黒)、耐水ペーパー、セロハンテープ、黒・茶の油性ペン

内容

・ガチャポンケースを目に見立て、その構造を学習する。
・レンズと網膜を作り、ガチャポンケースに像を結ばせる。
・きちんと倒立像になっていることを確認する。

詳細

 「目のつくり」を学習するときには,すでにレンズによる倒立の実像については頭に入っているはずです。ところが,光の学習と,感覚器のつくりは同じ理科でもなかなか連動して考えられず,理科室にある模型を見るだけでは像がどのように映っているかをイメージするのは難しいようです。
 このがちゃポンケースはちょうど目の大きさに近く(ちょっと大きいですが),加工もしやすい上,きちんとレンズを通して倒立の実像が見えるのでお勧めです。ケースは近所の駄菓子屋さんに交渉してもらってください。うまくすると100個単位で手にはいるようです。半球の両方とも透明な物は使いにくいので,片方が透明,片方は色がついている物を探しましょう。
 色がついている方を白目の方とします。表面を全部白くスプレーで塗り,中央に直径1cmの穴を開けます。裏面は黒くスプレーで塗ります。乾いたら,穴の周りにこう彩を油性ペンで描きます。裏面には焦点距離5cmのレンズをセロハンテープで貼ります。焦点距離が合わないと像を結ばないので注意が必要です。レンズは大和教材で安く手に入ります。これで片方は完成です。
 もう片方の半球は網膜になります。透明なのでこのままでは像を結んでも見えにくいです。すりガラス状になるように耐水ペーパーで半透明にします。そうするとうまく像を結びます。
 半球どうしを合わせて,明るい方向にレンズを向けます。すると網膜にきちんと倒立の実像となって景色が映っています。焦点距離が合ったレンズを使うと,きちんとピントの合った像が結ばれます。本当の目のようです。
 直接太陽を見ることは絶対にやめましょう。
 この実験は栃木県日光市立中宮祠小学校 小嶋孝夫先生のアイデアです。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) ガラス玉顕微鏡を作ろう 盲斑(盲点)を見つけよう 接眼レンズでビデオ撮影装置を作ろう 5円玉レンズを作ろう 立体映像を作って3D眼鏡で見よう OHPを使って室内で虹を作ろう

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
生物 動物 原理法則の理解 574 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
やさしい
少ない
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